当塾では、
悩む中高年サラリーマンに
「最大限の自分自身を生きる人」
として目覚め、近づくヒント・知恵
を様々な切り口で提供しています。
本日の学習テーマは前回の続きで
「思考が現実を作る、の続編」
です。本田健さんのベストセラー
「ユダヤ人大富豪の教え」を
引用しつつ、
当塾なりの考察をする第3弾です。
よい題材ですので、しばらくは
これ中心で話ができれば、と思います。
【1.あなたの深層に根を張るネガティブ観念】
前回のおさらいです。
会社組織でノルマに追われ
苦しむ人の現実は、
その人の深層心理にある
ネガティブな「怖れ」に
根ざしております。
その結果、
その人自身が(無意識に)
「望んで」苦しい現実を作り、
または引き寄せていることを
明らかにしました。
この真実に気づくことが
組織からの卒業の第一歩です。
であれば、
ひどい境遇・現状の渦中にいる人が
そこから脱し、幸せになるには
逆によい現実が眼前に顕れるよう
(大富豪・ゲラー氏がいうように)
「自分のなりたい姿を想像したり、
やりたいことを想像することだ。」
(本書 第4の秘訣 思考と感情の力を知る
p80)
とポジティブに考えることが重要となります。
しかしながら私が、そう説明しても
「簡単に言うけど、それで状況が
本当に好転すりゃ苦労しないよ。」
「なりたい姿を考えたって、それが
現実化するなんて聞いたことがない。」
「子供頃のなりたかった夢は諦めた。
今更無理だ。もう遅い。」
「人生楽じゃないよ。世の中甘くない。」
という反論の声が聞こえてきそうです。
そんな反論・反応をされるあなたに
もう一つ、
大切な真実をお知らせしましょう。
今のような反論が
「ぽっ」と頭に浮かんだなら、
実は、あるネガティブな観念が
あなたの深層心理に
根を張っていることを意味します。
(サラリーマン生活が長い方ほど
びっしり根を張っています。)
どんなネガティブな観念でしょうか?
例えばですが
「なりたい姿を考えたところで
もう年だし、遅い。手遅れだ。」
「やりたいことは、忙しくて
やれる時間も無いしなあ。」
「現実なんて、簡単に変わりはしない。」
「ノルマに追われている
今の苦しい現実を変えてくれる
魔法や正義の味方など、ない。」
「だいたい、もし現実が変わって
組織を卒業して給料なしで、
どうやって厳しい世の中を
食っていけるんだい?」
というような、ネガティブな観念です。
私が「それはネガティブな観念ですよ」
と、申し上げても
「いや、そう考えるのが常識でしょ?」
と、おっしゃる方も多いでしょう。
それほど、そうした観念は強固なのです。
なぜなら、
「常識」と化している「観念」は
その方の中で長い年月をかけて
親や家族、学校・職場で影響を受け、
かつ、様々に見聞きした情報、
すなわち
「あなた自身の記憶の積み重ね」
から形成されたものです。
こうした価値観を変えるのは
かなりエネルギーが必要です。
時間もある程度必要でしょう。
【2.ゲラー氏も勧める「観念のあぶり出し」】
こうしたネガティブな観念に
強く影響を受けていることに
あなた自身が
気づくことが重要です。
それに気づき、あぶり出すことが、
組織にいて苦しむ自身を変え
卒業するための「第二歩目」です。
そう。自分が何を考えているか
「客観視する」必要があるのです。
大富豪のゲラー氏はこう言います。
「日常的に自分が考えていることを
絶えずチェックしなさい。」
「日常的に考えていることが人生を作る。
金持ちは日常的に
豊かさ、新しいチャンス、
楽しいイベントのことを考える。
お金に縁が無い人は、
月末の支払い、嫌な上司、リストラ話など
貧困につながるようなことばかりを考えている。
どこに普段の意識を集中させるかで、
君の将来が決まると言えるだろう。
自分の思考が
どれだけ大切か理解できれば、
成功するまでの時間は早くなる。
自分が将来やりたいこと、
したいことにフォーカスしなさい。」
(本書 第4の秘訣 思考と感情の力を知る
p78-79)
日常考えていることへの
チェックの方法の例を挙げます。
1つには「日記」をつけて、
本日はどんな場面で、
どんなことを考えたのか
あるいは感じたのか
記録して振り返ることが
非常に有効な方法です。
(「自分観察日記」を推奨している
方もいるぐらいです。)
(特に、感情が大きく
動いた時のことだけでも
記載するとよいです。
それを1日1回、1件だけでも
毎日続けると効果的です。)
自分を客観視することで
自分にどんな観念があるのか
チェックできることは
「最大限の自分自身を生きる人」
になるためにも
必須のルーティンと考えます。
私の場合、心が折れそうなぐらい
「ああ、辛いなあ」
「嫌だなあ」と
感情がマイナスに
思いっ切りふれた出来事を
スマホのメモに
なるべく時間を空けず
新鮮な記憶のうちに
箇条書きでいいので書きました。
(別の機会でお伝えしますが、
実は「感情はセンサー」です。
「辛いなあ」「嫌だなあ」と
いう思いは、胸のみぞおちあたりで
(心に)グサリと刺さるのを
感じますが、これは警報を
自身に出してくれているのです。)
そして、その時
自分が何を考え、
何を感じたか記録し後から
振り返れるようにしました。
(余談ですが、苦しい状況の渦中に
ある時はどうしても
ネガティブなことを考えがちです。)
こうやって振り返る習慣をつけ
「こんな場面ではこんな考えを
自分はしていたんだな」と
わかるようになると、やがて
その瞬間にリアルに遭遇した場でも
「今、自分はネガティブな観念から
こんな言葉を発したんだな。」
「やはり、怖れがまだ消えていない。」
「ああ、今こんな考えが頭にある。」
ということが(日記で振り返る前に)
客観視できるようになりました。
こうして、
ネガティブな観念を特定し、
「手放す」ことができれば、
思考する内容が変わり、
次に行動が変わってきます。
遂には運命が転換していくのです。
このネガティブ観念の手放すには
ネガティブ観念を
打ち消せるぐらいインパクトのある
「成功者の体験談」
「あこがれの人のアドバイス」
「こうすればピンチを脱し、成功した」等の、
「自身にとっても興味のある
他人のポジティブな成功談・知恵」
を少しずつ、意識して
自身にインプットしていくのが
一番近道だと思います。
要するに、
既に成功を収め、
幸せに暮らしている人に
直接体験談や、どうやって
ピンチを乗り越えたかを色々と
直接聞くのが一番早いのです。
話を戻しましょう。
このように書き出すことで
自分の思いを客観視する方法は
大富豪のゲラー氏も推奨しております。
「普段考えていること、感じていることは
紙に書いた方がいい。紙に書くことで
しっかり焦点が定まるからね。
多くの成功者は、みんな
自分の思いや考え、
感情やビジョンを
紙に書いている。
それはとても理にかなっているのだ。
自分の思いを紙に書いていなければ
何を考えているのか、感じているのか
はっきり認識できない。
自分の本当に欲しいモノを知るためにも
いろんな考えを紙に書きなさい。
感じていることも、
紙に書くことで整理されてくる。
できれば、最初のうちは朝から晩まで
考えたことをすべて書いてみることだ。
そうすることで
今まで見えない部分が見えてくる。
そこで、果たしてこの考え方は、
自分の人生に役立っているかどうかを
検証すればいい。
自分の思考を
コントロールできるようになると
初めて、君は
自分の人生の
主人になることができる。」
「(不自由人は)朝になれば、
あわてて着替えてオフィスに出かけ、
仕事に追われて一日を過ごす。
頭のいい連中ほどそうだよ。
彼らは、なぜそれをやるのか疑問を持たない。
(中略)高等教育を受けた人間ほど
何が有利か不利か、得か損しか考えない。
すぐ計算してしまうので
自分の本当の欲求に気がつかない。」
(本書 第4の秘訣 思考と感情の力を知る
p84-85)
上記で、ゲラー氏が述べている
「今まで見えない部分」こそ、
私の言う「観念」となります。
(ネガティブな観念のみならず、
ポジティブな観念で
あなたの内側に
隠れているものもございましょう。
しかしながら、
現状で苦しい渦中にある人では
見えない部分に
ポジティブな観念が少なく
ネガティブな思いが非常に多く
あることに気づくでしょう。)
ネガティブな思いこみは、
あなたの人生には役に立たないし、
本当の自分を実現することを
実は妨げていることに、
早く気づいて手放してほしいと思います。
【3.「幸せの元になるような考え」とは?】
大富豪のゲラー氏はさらにこう言います。
「人生は、
『考えることと、行動すること』
の2つでできている。
今まで考えてきたことと、
思考の結果行動したことの集大成が君だ。
健康に気を遣う人は、
口に入れるモノに注意する。
食べるモノが体を作ることをよく知っているからだ。
だが、人生の健康を望む人間の殆どが
頭に何を入れるかにさっぱり注意しないのは
不思議でならないね。
素晴らしい人生を生きたければ、
頭に
幸せの元になるような考え方を
いれることに
気をつけねばならないのだよ。
頭に入ったものが、
君の思考を作り、
思考が人生を形づくるのだからね。
読む本のメッセージや、
見るテレビ、つきあう人が
話す内容に気をつけなさい。」
(本書 第4の秘訣 思考と感情の力を知る p79)
よりよい人生を作る
幸せの元になるような考え方とは
「思考が現実を作る真実に基づき、
自分のなりたい姿を想像し、
本当にやりたいことを見つけ
それに向かって
情熱を持って
一歩でも行動することで
人生は必ず好転する」という
ポジティブな観念を指します。
こうしたポジティブな観念や
真実を徐々に頭に増やしていくと、
自身の思いを少しずつ変えていけます。
(同時並行してネガティブな観念も
手放していく必要もありますが。)
自身の思いが変わることで、
次に本人の行動が変わります。
このような積み重ねが
人生と現実を変えていくのです。
(運命は、思いと行動で形成されるからです。)
一方で、
テレビワイドショーや週刊誌は
上記のような
ポジティブな観念を否定するような
ネガティブな情報が氾濫しています。
よって、
余り見ない方が得策だと私は思います。
(実際、大富豪はテレビをあまり見ない
ということを聞いたことがあります。)
もう一つ大切なことがあります。
会社組織に勤めるサラリーマンが
特に注意すべきは
「つきあう人」たちとの会話です。
上司や会社への不満・愚痴を
同僚らと居酒屋でこぼして
ストレス発散をする方が多いと思います。
あるいは、
アフターファイブの場で
上司が部下に激励のつもりで
ノルマ達成のために説教を始める
ことすらあります。
(私の上司にもいましたね。)
聞かされる部下は
「仕事を終えた後も
また目標達成の話かよ」と
ストレスを抱えることになります。
不満・愚痴をこぼしたり、
ストレスを抱えたまま
対話・飲食していると
「ネガティブな思考」を
強化・再生産してしまうので、
「百害あって一利なし」です。
そんな飲み会なら参加せず
さっさと家に帰って
まずは疲れた体を休め、
体にいいものを食べて
エネルギーの回復に努めましょう。
(エネルギー回復は重要です。
私も疲労困憊した時は、
エネルギーが枯渇していて
何もやる気が起きませんでした。
あまりにも、疲れた時は
まずは休息を取りましょう。)
その上で、
本当にやりたいことや
自分がなりたい姿について、
じっくり考える時間を持つ
ことの方がよっぽど大切です。
あるいは、
やりたいことが
どうしてもわからない時には
(長年サラリーマンをやって
いる人に多いタイプです。)
当塾でも申しあげているように
「ワクワクすること」に
トライしてみることです。
きっと、やりたいことが
(少し時間はかかりますが)
見つかるはずです。
本日は以上です。
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