ワクワクの追求。私は「宇宙戦艦ヤマト」が大好きだった。

当塾では、
中高年サラリーマンに目覚めて頂き
「最大限の自分自身を生きる人」 に
近づくヒント・情報を
様々な切り口で提供しております。

今回は前回の続きで
「ワクワクの本質の追求」を
テーマにしたいと思います。

誠に恐縮ですが、今回は
私自身のワクワク本質に
おつきあい頂ける幸いです。

私を例に挙げ
「ワクワク」を追求することで
幸せな人生にどう繋がるか?
につき考察したいと思います。

そこで、
「50過ぎのオッサンが年甲斐もない」
と批判されるかもしれませんが、
勇気を出して告白します。

私のワクワクの1つは、アニメ
「宇宙戦艦ヤマト」にあるのです。

【1.子どもの頃、ハマった「宇宙戦艦ヤマト」】

私は小学校2年生の時に、
当時放送されていた
宇宙戦艦ヤマトにハマりました。

特に、イスカンダルへ
放射能除去装置を取りに行く
話が名作だと私は思います。

そして、
今でもヤマトは大好きです。
ヤマトは他のアニメ作品とは
別格だと思っています。

なぜか?理由はいくつもあります。

(1)滅亡に瀕した地球と人類を
   必死に救おうと戦っている
   宇宙戦士達の情熱・使命感が
   ストーリーの随所で溢れていて
   そこに魅せられている、
   または
   そこから垣間見える戦う男らしさ、
   リーダーのあるべき姿等に
   感動したのが最大の理由です。
   
  

        
(2)そのため、登場人物から
   発される名セリフが話の
   随所に散りばめられています。

   そうした名セリフは
   若かった私に感動を与え、
   「自分もこうありたい」と思う
   精神的基盤の1つになりました。   

   例えば、第1話の最初の戦闘シーン。
   
   敵・ガミラスとの冥王星海戦で
   圧倒的な科学力の差の前に
   地球防衛軍の艦隊は大敗します。
   気がつくと残っているのは
   沖田提督の旗艦と
   古代守のミサイル護衛艦の
   わずか2隻のみとなります。

   沖田提督は「そうか・・・。もうこれまでだな」と
   撤退を決意します。

   沖田提督「進路、反転180度。古代、ワシに続け!」
   古代守 「僕は嫌です!!ここで撤退したら
        死んでいった者に顔向けできません!」
   沖田提督「いいか古代、
        ここで今全滅してしまっては
        地球を守るために戦う者が
        いなくなってしまうんだ。
        明日のために
        今日の屈辱に堪えるんだ!
        それが男だ
!」   

   古代守 「沖田さん、
        男だったら、戦って戦って、
        戦い抜いて
        一つでも多くの敵をやっつけて、

        死ぬべきじゃないんですか!」
   沖田提督「古代、わかってくれ!」
   (次に、撤退のため船体の回頭を終えた
    沖田の旗艦が映ります。)
   
           操舵手 「180度回頭完了・・・・。
        艦長!!
        古代の船がついてきません!!」
   沖田提督「古代!」
   古代守 「 沖田さん、僕はどうしても
        逃げる気になれません。

        見逃してください。
        お元気で。

        地球のことを
        よろしくお願いします
。」
 

   沖田提督「死ぬなよ、古代。」
   
   このあと、古代守のミサイル艦は
   ガミラス艦隊の真っただ中に突撃し、
   集中砲火を浴びます。
   それを見た沖田艦長は思わず叫びます。

   「古代!!!!」

   ・・・ミサイル艦は破壊されました。

   (YouTube上に、映像画質は粗いですが
    ヤマトの第1話がありました。)
   https://www.youtube.com/watch?v=_-EXtvMwJoA

   
   男と男の命を賭けた緊迫の場面です。
   このやりとりは
   まだ幼かった私の心を打ちました。   
   このシーンで「男のあるべき姿」を
   私は教わった気がしました。   
   ヤマトの名場面のうちの一つです。
   
  (リメーク版で37年後に制作された
   宇宙戦艦ヤマト2199では、この場面を
   忠実には再現しておらず、残念でした。)

(3)「赤い地球」の姿が衝撃的でした。
   
   ガミラスの遊星爆弾で破壊され、
   海が干上がり、放射能で犯された
   悲惨さを一目で訴える絵でした。   
   
   このため悲壮感が漂い、人類と
   地球を救うことへの使命の重さが
   半端ではありませんでした。
   当時、こんな重厚感あるアニメは
   宇宙戦艦ヤマトだけでした。   

   宇宙戦艦ヤマトがテレビで
   初めて放映されたのが
   私の記憶が正しければ
   1974~75年頃(昭和49~50年)
   だったと思います。

   当時は原子爆弾が1945年に
   広島と長崎に投下されて約30年。
   さらには第3次世界大戦を
   あわやギリギリで回避した
   キューバ危機(1962年)からは
   10年ちょっと。
   
   原爆や核戦争への恐怖感がまだ
   日本人に強かった時代でした。
   
   1986年のチェルノブイリ原発事故
   から30年近くたち、福島の第1原発
   での事故(2011年)の記憶もある、
   2018年現在の時代感覚に
   近いかもしれません。

   そのような時代背景もあって、
   放射能で汚染され、
   焼けただれた地球の映像は
   リアルに見た人には
   強い印象が残っているはずです。
   
(4)遊星爆弾の攻撃から逃れるため
   地下都市を築いて
   かろうじて生きている地球人類
   の姿にも衝撃を受けました。

   また、
   放射能が地下も浸食するため、
   人類の生存可能な時間は
   「あと1年」という
   切迫感ある設定が斬新でした。 
   
   そのため、毎週の放送の最後では
   心に響くBGMと共に次のような
   ナレーションが必ず流れました。

  「急げヤマトよ。地球は君の帰りを
   君の帰りだけを待っている。
   人類絶滅と言われるその日まで、
   あと■■■日、あと■■■日しかないのだ。」

   
   毎週「あと■■■日」の日数は
   徐々にカウントダウンし、
   テロップとしても表示されて
   切迫感を上手に演出しました。

   このナレーションにより
   宇宙戦艦ヤマトへ応援の思いと、
   何とか間に合ってほしいという
   期待感をかきたてられました。
       
(5)旧・日本海軍を代表する
   最大最強の戦艦「大和」を
   宇宙を航行するテクノロジーで
   復活させるというアイデアが
   素晴らしいですね。

   
   アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の魅力は
   第二次大戦で沈められてしまった
   「戦艦大和」の史実(悲劇)を知ると
   さらに深まります。
   これについては後ほど述べます。       

(6)悪の帝国・ガミラスにも魅力ある
   キャラクターが用意されていました。
   
   ちなみに、デスラー総統は
   ドイツ第3帝国のヒトラー総統を
   モチーフにしていました。

   「デスラー総統、万歳~い」と
   唱えながら部下の将軍たちが
   右手を半分肩から挙げて
   彼を迎える姿、覚えていますか?

   これは、第3帝国でかつて
   「ハイル・ヒトラー!」と叫び
   右腕を伸ばし高く突き上げて
   忠誠を誓う国民や兵士らの
   姿のコピーそのものでした。
  

   
           また「宇宙の狼」と言われ、
   ヤマトをドリルミサイルで
   絶体絶命の窮地に追い詰めた
   勇将・ドメル将軍は、
   ドイツのロンメル将軍を
   モチーフにしていましたね。
   
   ロンメル将軍は第二次大戦中、
  「砂漠の狐」と連合軍から称され
   恐れられていた名将です。

   この二人は悪役のはずですが、
   それまでのアニメとは違い
   魅力溢れるリーダーで、かつ
   「侍」「武人」のように
   男の美学を持っていました。

   そして、名セリフを
   何度も述べるなど
   魅力ある登場人物として
   視聴者の心に残りました。

   デスラー総統の
   「ヤマトの諸君」の名文句や
   「最後に笑うのは私だ!」
   などは学校でも流行りました。

   特にドメル将軍は男らしく、
   ヤマトに挑戦状まで送ったり、
   最期はヤマトを倒すために
   「ガミラス星並びに
   偉大なる地球に栄光あれ!」
   と言い残して自爆までします。

   敵ながらあっぱれな存在、
   というキャラクターでした。   

(7)当時のアニメの中では
   宇宙戦艦ヤマトは群を抜いて
   未来のハイテク、メカが満載でした。
   
   14万8千光年かなた、
   イスカンダル星からもたらされた
   地球の科学水準を遙かに超える
   超テクノロジーを
   ヤマトに搭載するという設定でした。

   当時リアルでそれを見た子ども達は
   私を含めて衝撃を受けました。
      
   木星の浮遊大陸を吹き飛ばした
   最強兵器「波動砲」や
   それを生む「波動エンジン」も
   十二分に衝撃的でしたが、

   
   「ワープ」という
   超光速で恒星間航行する概念を
   アニメ史上初めて導入し
   それを世に浸透させた
   功績は注目に値します。

   今では当たり前に「ワープ」
   という言葉・概念が通用しますが
   これはヤマトが広めたのです。
   
   人類が将来、本当に超光速での
   宇宙空間移動を実現した場合、
   ヤマトによる啓蒙の功績は
   高く評価されることでしょう。

   余談ですが、ヤマトのあちこちに
   丸い大きな「窓メーター」が壁や
   操縦盤に埋め込まれていますね。

   これは原作者の松本零時さんの
   描く機械観・世界観で、
  「松本メーター」と言われます。
     

   彼の作品の漫画では
  「銀河鉄道999」や
  「キャプテン・ハーロック」
  「クイーン・エメラルダス」にも
   登場する未来のメカです。
   
   ヤマトで初登場した時には
   子どもの目には斬新に感じ、
  「未来の科学技術、かっこいい」と
   ワクワクしたことを覚えています。

(8)「戦争礼讃」になっていない点も
   ヤマトはよかったですね。

   宇宙戦艦ヤマトに
   戦闘シーンは多かったものの、
   「波動砲」をやたらに発射して
   敵や基地を破壊しまくったか
   といえば、そうはしませんでした。

   むしろ、波動砲の破壊威力が
   あまりに凄まじいので、その
   使用は必要最小限にします。

   周辺空域や惑星の生命に与える
   被害の程度を抑えようとする
   配慮の姿勢が貫かれていました。

          また、沖田艦長は別の場面で
   こんなセリフも言っていたはずです。
  
   「このヤマトは戦うためだけに
   甦ったのではない。もし仮に
   戦うことがあるとするならば、
   それは平和を乱す者への
   勇気ある説得だと思え!」

   こうした理念も
   底流にあったからこそ、
   ヤマトは広く支持されたのでしょう。
  
(9)地球人類の運命を
   背負っているのみならず、
           宇宙を「大海原」に見たてて
   そこを航海している船が
   辛く厳しい旅路を切り開く
   冒険ロマンも描いています。
   
   そして、「地球に帰りたい。
   生きて帰りたい。」という
   ヤマト乗組員の思いが常に
   話の底流になっていました。   

   これはちょうど、かつての
   大航海時代の船乗りたちの
   姿・思いを彷彿とさせます。

   
   祖国を離れて長期間、
   命がけで危険な海を航海し
  「目的を果たしたら、必ず
   母港に帰りたい。」という
   願いと相通じています。
   
   だからエンディングテーマの
   「真っ赤なスカーフ」の歌詞が
   ヤマトには似合うのです。

   ちなみに
  「真っ赤なスカーフ」の歌詞では
   私は2番の一節が好きです。
    
  「必ず帰るから
   真っ赤なスカーフ
   きっとその日も
   迎えにきておくれ
   今ははるばる宇宙の果て
   夢を見るのも星の中」

   という部分です。

   はるか遠い異国の海へ
   長期間航海の旅に出ていた
   大航海時代の船乗りたちと
   同じ心境を綴っているからです。
   
(10)オープニングテーマ曲、
   「真っ赤なスカーフ」
   そしてBGMの音楽クオリティも
   高い仕上がりになっています。

   当時はシンセサイザーもなく、
   コンピューターによる音の合成
   や編集・制作が不可能でした。
   よって、
   本物のオーケストラが丸ごと
   スタジオに入り一発勝負で
   宮川泰さん指揮のもと、
   生演奏・録音をしています。

  (当時の録音本番では現代と違って
   演奏の失敗が許されませんでした。) 
   
   だから、リメーク版の
   宇宙戦艦ヤマト2199と比較しても
   BGMはオリジナル版のヤマトの方が
   音質(特に音の重厚感)が数段上です。

(11)声優さんたちのクオリティも高いですね。

   その中でも特に沖田艦長の声優、
   故・納屋悟郎さんの声はいいですね。
   発する言葉の1つ1つに
   背負っているものの大きさ、
   深み、力強さがありましたね。   

と、枚挙に暇がないぐらい
私(あるいは私と同世代の方)には
魅力が溢れるアニメでした。

【2.戦艦大和の最期を知ると、ヤマトの魅力は増す】

ちなみに、
宇宙戦艦ヤマトの元になった
旧・日本海軍「戦艦大和」の
悲劇の史実を知ると、
このアニメの魅力は倍増します。

私はヤマトにハマった時、
父が「戦艦大和の最期」という本を
買ってくれました。

戦艦「大和」の歴史を読んで知り、
衝撃と感銘を受けた記憶があります。 
 

太平戦争の末期の1945年4月、
敗色が濃厚な情勢の中、
アメリカ軍に占領された
沖縄を奪還すべく、
大日本帝国の大本営は
日本海軍最後の大艦隊を組んで
「艦隊特攻」を行います。
(戦争終結は1945年8月15日です。)

戦艦「大和」はその旗艦でした。

沖縄の住民の中には
「旧大日本帝国の大本営は
沖縄をアメリカ軍の攻撃から
守らず、見捨てたのだ」という
主張をされている方もおりましょう。
しかしながら、そうではありません。
   
アメリカに沖縄を奪われた後
大本営は
「沖縄を取り返しにいくために」
日本海軍・最大最強の戦艦
「大和」を突撃させたという
史実を知って欲しいと思います。

では、
「大和」の何が最強だったか?

それは当時世界最強の
46㎝口径の主砲9門を有し、
射程距離はなんと
約42キロもありました。
(アメリカの戦艦の射程が
約36キロと言われました。)

これは東京駅で発射すれば
藤沢市まで届くような距離です。

発射すれば1分少々で
42キロ先の敵艦に届き、
命中すれば一撃で
敵戦艦や空母、巡洋艦を
撃沈・粉砕できるほどの
破壊力がありました。

「大和」の主砲の凄まじい力を
宇宙戦艦ヤマトでも
主砲「ショック・カノン」
として再現していました。

敵の超大型ミサイルや
地球防衛艦隊では破壊できなかった
ガミラス艦を一撃で破壊できるほど
強力なシーンがそれでした。

また、「大和」の装甲は厚く
魚雷を5本や10本受けても
沈まない構造になっていました。

さらには基準排水量が
7万トン弱もありましたが
最大船速は時速27ノット
(1ノット=約1.8キロ)
も出せるなど、まさに
日本の造船技術の結晶とも
いうべき最強の戦艦でした。

ただし、
「大和」が沖縄奪還に向かう時、
破壊力ある戦艦の巨砲で
敵をたたいて制海権をとる、
というそれまでの
「大艦巨砲主義」の時代は
すでに終わっていました。

大艦巨砲主義の
幕を下ろしたのは
皮肉にも日本軍でした。

太平洋戦争の開戦初期に
破壊力ある巨大な戦艦であっても
小さな「航空機」を使えば
沈めることができることを
日本軍が証明したからです。

具体的にはイギリス海軍が
「不沈艦」として誇っていた
「プリンス・オブ・ウェールズ」を
マレー沖の海戦で
日本の航空機(零戦)が
魚雷攻撃で沈めたからです。

これによって、
国家間の戦争の主役は、
戦艦や巡洋艦などの「艦隊」から
空から攻撃できる航空機、
それらを運ぶ空母からなる
「機動部隊」に替わります。

(今の時代では「空母打撃群」
という名前で呼ばれますが、
現代でも「空母」を持つ国が
覇権を有するのはこのためです。)

しかしながら、日本軍は
後のミッドウェーの海戦で
機動部隊の中核である
空母4隻(赤城や飛龍など)と
100機以上の航空機、および
優秀なパイロットを失います。

この敗戦は致命的な打撃を
日本軍に与えます。
太平洋戦争の分岐点だったと
申して過言ではありません。

そのため、「大和」が
沖縄に特攻をかける時には
日本には空母、護衛の航空機も
まったくない状態でした。

航空機の護衛なくして
アメリカ軍の航空部隊からの
数十本もの魚雷攻撃を受けると
いかに装甲の厚い「大和」でも
耐えられません。

加えて当時は
アメリカやイギリスから
日本には石油を売らないとする
経済封鎖(ABCD包囲網)を
かけられていたことから、
戦艦や航空機の燃料となる
石油が不足していました。

そこで、大本営は
勝算がないのであれば
「片道分」の燃料だけを積んで
生きて戻らぬことを前提に
「大和」を沖縄に突撃させる
ことを決めたのです。

航空機による「特攻」は
神風特攻隊として
聞いていましたが、
「大和」の場合はまさしく
「船による特攻」でした。

これを知った時
「無謀な!」「何と悲しい!」と
私は思ったと記憶します。

しかしながら、
「沖縄を取り戻したい」ために
日本軍は「負けを覚悟の上」で
あえて賭けに打って出たのです。

加えて、
大和に乗艦・出撃していった
将兵らは護衛の航空機もなく、
片道分の燃料しかないことから
皆、死ぬことを覚悟していました。

大本営や、大和で出撃した
将兵らには先ほど紹介した
男だったら、
 戦って戦って、戦い抜いて

 一つでも多くの敵をやっつけて、

 死ぬべきじゃないんですか!」
というセリフに近い覚悟があった、
と私は勝手ながら推測します。

では、大和以下8隻からなる
日本海軍最後の大艦隊による
沖縄突撃作戦の結果は
どうなったのでしょう?

沖縄本島に到達する前に
「大和」率いる日本艦隊は
九州沖でアメリカ軍に発見され、
アメリカ空軍・のべ1000機
以上もの航空機からの
魚雷攻撃を受けます。

大和の艦隊は必死に抵抗し、
アメリカの戦闘機に対して
何時間も戦いを繰り広げます。

特に旗艦・大和は集中的に狙われ
数十本もの魚雷を受けました。
炎上し、海水が入り傾いていきます。

船体の傾斜復旧見こみが
もはや「ない」とわかると、
「大和」の有賀艦長は乗組員全員に
「総員退艦」の命令を出します。

有賀艦長は立派な方でした。
艦長たるもの逃げずに、
船とともに運命を共にするのです。
(男として、リーダーとしての
潔さと強い責任感を感じました。)

ブリッジ(艦橋)で
有賀艦長は部下に命じます。
「俺を艦橋の柱に縛り付けろ」と。

ブリッジで生き残っていた
数人の部下が泣きながら艦長を
柱にロープでくくりつけました。

そして、部下がそっと艦長に
ビスケットを差し出したそうです。
艦長はにっこり笑ってその
2枚ほどを口にしたそうです。

そして、部下達を次々に
海に突き落とします。
「おまえたちは生きろ!」と。

能村副艦長も
「大和」と運命をともにしようと
覚悟しますが、有賀艦長から
「ならぬ。お前は生きて今回の戦いを
大本営に報告せよ。これは命令だ。」
と命じたそうです。
(能村氏はその直後、一度は大和と
ともに海に沈んでしまいます。
が、奇跡的に助かります。
彼は生還後、戦艦大和の最期を
記した名著「慟哭の海」を残します。)

「大和」は最終的には
砲弾の火薬庫に火災が引火し
大爆発を起こして海底に沈みます。

「大和」の乗組員(3332名だった
と記憶します。)のうち
3千人以上の将兵が戦死します。
生き残ったのは1割にも満たない
260名程度だったと記憶します。

(8隻のうち、生き残った艦隊は
初霜、冬月などの駆逐艦が
3~4隻だけだったと記憶します。)

宇宙戦艦ヤマトのモデルだった
戦艦のリアル「大和」にこんな
悲しい秘話があったことを知り、
逆に、私はますます
ヤマトが好きになったのです。

【3.ヤマトは、多くの人に夢とロマンを与えた】

宇宙戦艦ヤマトが与えた
影響力は計り知れません。

例えば、現代のSFアニメ制作にも
多大な影響を及ぼしています。
(先ほど述べたワープ航法だけでは
ありません。)

「エヴァンゲリオン」の監督、
庵野秀明氏はヤマトから
その世界観やロマンを含めて
自身の作品作りに大いに
影響を受けたと明言しています。

ヤマトに影響されて
宇宙に強い憧れを抱き、
宇宙飛行士になりたい夢を
とうとうかなえてしまった
日本人女性もいます。
山崎直子さんです。

多分、今このブログを読む
あなたも影響を受けた人
であろうと予測します。

私もヤマトを見て
広大な宇宙に憧れを抱き、
未知なる空間に対する
夢やロマンを感じましたね。

そして、いつかは
ヤマトのような宇宙船に乗って
ワープして何万光年も
宇宙旅行してみたいと
思ったこともありました。

ですが、それ以上に
宇宙で戦う男達の生き様、
地球を救おうと必死に戦う姿、
登場人物の行動、セリフや
信念の言葉に共感しました。

そのセリフのいくつかは
私の人格形成にも
いい影響を及ぼしました。

例えば、冒頭で紹介した
沖田艦長のセリフで
「明日のために
今日の屈辱に堪えるんだ!
それが男だ
!」を
苦しい時に自らに言い聞かせて
乗り切ったことがありました。

また、
苦しい時も沈着冷静であり、
責任感や潔さも持ち合わせて
いることがリーダーたる姿だと
戦艦大和の有賀艦長や
宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長から
学ぶことができたのです。

その意味ではヤマトは
生きるための哲学を含んだ
奥深いアニメだった」のですね。


【4.20世紀初頭の日本の危機を再現したヤマト】

ところで、日本史を振り返ると
宇宙戦艦ヤマトのストーリーと
共通点があることを発見しました。

ヤマトの設定にある
滅亡の危機に追い込まれた地球人類と
全く同じように
我が国・日本が
滅亡の危機に追い込まれた時期が
実際にありました。
19世紀後半~20世紀初頭です。

そして我が国・日本を
絶体絶命に追い込んだ敵とは?

ご存じ「ロシア帝国」でした。

ヤマトの観点から共通点を申し上げると、
ロシア帝国は「ガミラス帝国」に相当し、
皇帝ニコライ2世が「デスラー総統」です。

そして、日本軍はズバリ
「宇宙戦艦ヤマト」に相当します。
非常に共通点が多いです。

なぜなら、
日本軍は日露戦争(1904年~05年)で
ロシアに勝つことは
不可能と言われていたにも拘わらず、
奇跡の連戦連勝を果たし、
遂には大国・ロシア帝国を破ります。
その姿は
たった1隻で奇跡の勝利を重ね、
最終的にガミラス帝国まで打ち破る
「宇宙戦艦ヤマト」の姿と重なると
私は考えます。

その理由をもう少し詳しく述べます。

19世紀後半~20世紀初頭、
「ロシア帝国」は
自国の領土拡大と
帝国主義を支える植民地、
及び不凍港を求めて
遂に極東の沿海州に到達します。

ロシアが次に狙っていたのは
中国、朝鮮、そして日本でした。

(これは、宇宙にでて侵略を重ね
銀河系や太陽系にまで
遂に魔の手を伸ばしてきた
ガミラスの動きそっくりです。)

さて、
ロシアはウラジオストックという
軍港(不凍港)を建設(1860年)し、
やがて、中国の遼東半島を
日本から三国干渉(1895年)により
不当に奪い取りました。

ちなみに
ウラジオストックはロシア語で
「東方を征服せよ」です。
ウラジオストックから見て
東に位置しているのが日本です。
つまり、この軍港は
日本侵略を目的に作ったと
言って過言ではありません。

(実はこうした動きも
ガミラスそっくりです。
ガミラスは太陽系に進出すると
冥王星や木星に自分たちの
前線基地を作ります。)

(ロシアは、ウラジオストックに
軍港を作り前線基地とします。
遼東半島の旅順にも軍港や要塞
などの前線基地を作りました。
このようにしてアジア侵略を
着々と進めたロシアは、
ガミラスとよく似ています。)

当時、ロシア帝国は
ユーラシアにまたがる広大な領地と、
世界最強と言われた
コサック騎兵隊を擁し、
数でも世界最大規模の
陸軍を持っていました。

ロシア帝国の国家予算は
当時の日本の約8倍もあり、
まさしく「軍事超大国」でした。
(この力の差はガミラス艦隊と、
ヤマトが登場する前の地球防衛軍
との差、そのものでしょう。)

ロシアと国境を接した国は
いずれもその圧迫・侵攻に
苦しんでいました。

敗れた中央アジアの地域や
国々はことごとく
ロシアの支配下にされ、
植民地化されました。

特にロシア皇帝・ニコライ2世は
全アジア人にとって
最大最強の敵でした。

いや、敵という範疇をこえて
「悪魔」だと見られていました。
(ガミラスの総統・デスラー
とイコールの存在でした。)

なぜ、彼はそこまで怖く
ダーティーイメージを
持たれたのでしょう?

理由は
以前、このブログでも触れた
「ブラゴヴェシチェンスク虐殺事件」
(日露戦争勃発4年前の1900年)を
ロシア軍が起こしているからでした。

どんな事件だったか覚えていますか?

 
ロシアは
ブラゴヴェシチェンスクにいた
罪のない中国人の一般市民を
老若男女問わず、それこそ
子供も全員虐殺したのです。

ガミラス軍が「遊星爆弾」を使って
地球の都市を丸ごと吹っ飛ばして
焼き尽くすシーンがありますが、
まさにあのイメージです。

何で、そんなむごいことをしたのか?

前にもお伝えしましたが
ロシア人は当時、
清国人や日本人等の有色人種は
猿と同じ存在であると蔑視し
人間とみなしていませんでした。

さらに言うと、
ニコライ2世は日本人を
「 マカーキー(猿)」と
常に呼び捨てていました。

(ガミラス星人が、地球人類を
下等な生命体として蔑視し、
見下していたのと同じです。)

そして、極東すべてを
ロシアの植民地に
しようとしていたのです。

だから、
アジア人を殺すことに
罪の意識を感じることも
躊躇もありませんでした。

むしろ、
植民地支配を行うために
「ロシアは怖いぞ」という
恐怖感を原住民に
植え付けるのに丁度よい
ぐらいに思っていたのです。

この虐殺事件の悲報に
全アジア人は涙しました。
「何と残酷な」と。

以来、アジアの人々は
ロシアを「ガミラスと同じ」
恐ろしい国とみなしていました。

そんな傍若無人な
振る舞いをしても、
欧米列強の他の国々は
ロシアを非難しませんでした。

理由は2つ。
一つは、ロシアが世界最強の
陸軍を持っているので
怒らせると怖いからです。

もう一つは、白人達は
「白人こそ世界で最も優秀な
民族である」と当時信じており、
有色人種の命を欧米人が
軽く見るという差別観が
厳然と存在していたからです。

では、他に
ロシアの残虐非道を
正面切って止めるような
正義の味方となる国は
いなかったのでしょうか?

答えは「いませんでした。」
が正解です。

地球上は当時アジアの一部の
国々を除いて、殆どが
欧米列強の帝国主義の
支配下になり、植民地と
なっていたからです。

よって、日本人は
ロシアの領土拡張を放置すると
次は、自分たちの国と命が
危ないと戦慄を覚えたのです。

この虐殺事件があったからこそ、
日本は劣勢を覚悟して
日露戦争に踏み切ったと
申して過言ではありません。

しかしながら、
当時のロシア帝国は、
特に陸軍は世界最強であり、
ガミラスの如く恐ろしい
軍事大国だったのです。

仮に日本が戦ったところで
(地球防衛艦隊と同じように)
あっさり打ち負かされ、
日本はまもなく滅ぼされ
国民は奴隷にされるだろう、と
世界中から予想されていました。

そんな非力な日本の状況こそ、
まさしく
ヤマトで描かれていた
絶体絶命の地球そのものです。

ガミラスの遊星爆弾でやられ
放射能で滅亡寸前の地球。
圧倒的なガミラス軍の前に
勝てない地球防衛軍。

ガミラスは地球人類に
「死」か「奴隷になるか」
いずれかを選ぶよう迫っていました。

地球人類にとっては
無力感・絶望・悲壮感しかありません。

当時の日本も、全く同じで
ロシアの侵略・圧力の前に
国の命運も風前の灯火でした。

このままでは滅ぼされて
奴隷にされてしまう、と。

しかし、日本は
ここで立ち上がります。
ロシアに対して
負ければ滅亡が待っている
未来をかけた戦いを始めます。
それが日露戦争でした。

ちょうど、
万一ガミラスに負けて
撃沈されると地球人類が
滅亡してしまうという
重たい運命を背負って
遙かなるイスカンダルへ
旅立つヤマトのように。

日露戦争当時の日本人の心境は
沖田艦長の
第1話のセリフに凝縮されています。
このセリフにも私は感動しました。

「見ておれ悪魔め、
わしは命ある限り戦うぞ。
決して絶望はしない。
例え最後の1人になっても、
わしは絶望しない!」

https://www.youtube.com/watch?v=_-EXtvMwJoA

日露戦争の歴史を知ると
「ヤマトの時代背景の設定は
日露戦争当時の日本と同じで、
かつて我々の祖先も
多分こんな気持ちで
強大なロシア帝国に
立ち向かったんだろう。」と
非常に共感するのは
私だけでしょうか?

因みに、当塾では
日露戦争の歴史は相当深く
詳しく説明していますので
興味があれば、是非覗いて下さい。
(当塾の「歴史/世界情勢」の
カテゴリーから見てください。)

【5.日本海海戦と七色星団での決戦 共通点】

日露戦争での日本海海戦と、
ヤマトの七色星団の決戦にも
大きな共通点がありますね。

だから、私は感動を覚えました。

ガミラスの勇将・ドメル将軍から
七色星団で、互いの星の
運命をかけた決戦を行いたい。
そこで「雌雄を決しよう」との
挑戦状を受け取ったヤマトは、
この挑戦から逃げずに
受けて立つことを決意します。

ここに宇宙戦艦ヤマトの
最大のクライマックス、
ドメル艦隊との
「七色星団の決戦」が始まります。

ヤマトが負ければもちろん、
地球は滅んでしまうのです。

七色星団に船をいよいよ
突入させ、決戦直前に
沖田艦長が発した
全乗組員への言葉は
「人類の興亡を賭けて、
この一戦に期待する!」
でした。

当時、小学校2年生だった私は
「人類の興亡」の意味が
わからなかったのですが、
後から知ってジーンときた
記憶があります。

この状況、日露戦争に詳しい方や
ドラマ「坂の上の雲」を見た方なら
ピンときますよね。

そうです。
日本海海戦の決戦直前の
状況とそっくりですよね。

1905年5月27日午後1 時39分、
日本の連合艦隊は対馬沖の水平線上に
ロシアのバルチック艦隊を捕捉しました。

  
連合艦隊に対して敵艦隊は
正面から向かっていました。

東郷司令は
「丁字戦法」を仕掛けるために
一旦敵艦隊の側面入るべく、
面舵をとり距離をとります。

午後1時55分、
ここで有名な「Z(ゼット)旗」を
旗艦・三笠が掲げます。
 
ドラマ・坂の上の雲では
参謀の秋山真之が
「掲揚、Z(ゼット)挙げー!」
と号令を出します。

日本の生死がかかった
「丁字戦法」と
敵バルチック艦隊との砲雷撃戦は
「Z(ゼット)旗」を掲揚した
10分後に迫っていました。

決戦10分前に出した
信号旗のメッセージは
沖田艦長の発言と酷似しています。

「皇国の興廃、この一戦にあり!
各員一層奮励努力せよ!」

旗艦・三笠に続く全艦の乗組員を
鼓舞するためのメッセージでした。

大国ロシアが送りこんできた
強大なバルチック艦隊を眼前に、
数では劣勢な日本軍。
(敵は38隻、日本は27隻)

七色星団の決戦では
ドメル艦隊は4隻もの空母を従え
ヤマトの方は1隻のみという
こちらも劣勢という点では
状況は一緒でした。

ここまで積み重ねた連戦連勝も、
日本という国の命運も
または地球の運命も
この一戦で負ければ
すべて水の泡となるのです。

敵を撃滅することだけが
未来への道を開けるという
究極の場面だったと言う点で
日本海海戦と七色星団の戦いは
共通していました。

その場にいた海軍の兵士達、
あるいは
ヤマト乗組員たちの心境を思うと
武者震いするような場面ですね。

このように、
日露戦争での様々な場面と
ヤマトで描かれたシーンは
重なるところがいくつもあって
その意味でも大変奥の深い
作品だったなあ、と思います。

【6.ヤマトからわかる、ワクワクする本質とは?】

宇宙戦艦ヤマトから
私が受けた感銘は
前回のブログでも紹介した
ワクワクする本質の中の
どういったものにヒット
しているのか、いくつか
抜き出してみましょう。

すると、以下のような
本質にヒットしているから
ではないか・・・?
ということが見えてきます。

(1)ピンチでも沈着冷静
(2)人の役に立つ
(3)困っている人を救う
(4)人を癒やす
(5)諦めない
(6)逃げずに立ち向かう
(7)立派な態度、潔さ
(8)未知なる世界へ飛び込む
(9)夢を実現する
  (10)人に影響を与える

勝手な推測ですが、私だけではなく
宇宙戦艦ヤマトに共感や興味を
持つ人の多くは、
上記で挙げた10の要素のうち
いくつかにワクワクを感じる方で
あろうと思います。

例えば、ヤマトに憧れて
宇宙飛行士になった
山崎直子さんは
上記の要素で言うと
(1)(2)(5)(6)
(7)(8)(9)
に該当する方であろうと思います。

そして
この記事を書いていて、
私はふと思いました。

いつになるかはわかりませんが
宇宙戦艦ヤマトや、日露戦争
の歴史の研究に共感して頂ける
(上記の要素をワクワクする
本質に持っているような)
人達を集めて、
「夢と希望を持てる人生哲学」
につき、気楽に話し合いを
行えるような場も作れたら
面白いだろうなあ、と思います。

そこに、
私が当塾でお伝えしている
「最大限の自分自身を生きる人」
になるためには
どういう「あり方」や「生き方」
を追求するべきか、についても
併せてお伝えする場にできれば
面白いだろうなあ、と思います。

こうしたワクワクを持つ人たちは
基本的には
「この世界をもっとよくしていこう」
「人間にはすごい力がある!」
「夢やロマンを求めていこう」
という
ポジティブなエネルギーや
発想を持つ方々のはずです。

そうした方々を
まずはネットで繋いで、
やがてはリアルに集まりながら
何か「ワクワクすること」を
協力して手がけてみると、
それがやがては何らかの
ビジネスや事業の形になって
世の中を潤していく・・・

やっている本人達もやがて
「最大限の自分自身を生きる」
ようになっていく・・・
今はそんな予感がしています。

ヤマトをネタにして
思っている本音を
長々と書いてしまいました。

本日はここまでと致します。
おつきあい頂き感謝致します。

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