2019年度が始まるにあたり
いろいろなことがありました。
その出来事に対して
私自身がどんな感想を抱いたか
忘れないうちに
記しておきたいと思います。
2019年4月は平成最後の月です。
【1.新元号「令和」が決まったことを受けて】
2019年4月1日、
5月からの新元号が決まりましたね。
私は昭和、平成と人生を歩んできました。
次は「令和」ですね。
三つの時代を駆け抜ける・・・。
元号があることで時代を
色付け、区切りながら
振り返ってみることが
できるというのは
大変良いことだと思います。
(今、ちょうどこのタイミングで
TVでも平成を振り返る特集番組が
いくつも組まれており、
多くの視聴者が過去を自分なりに
総括しているはずです。)
そうした点でも日本は
645年の「大化改新」以降、
天皇陛下が
その時代に元号をつけ、
(現在は政府が制定しますが)
時代を区切ることを
1400年近くも続けていることは
素晴らしい文化だと思いますね。
(写真は大化の改新があったと
される飛鳥板葺宮大極殿の跡と、
大化の改新の際に
殺害された蘇我入鹿の墓です。
場所は奈良県明日香村です。)
もともと
チャイナで始まった元号は
朝鮮でも採用されましたが
現在はチャイナ、朝鮮でも
王室を革命などで潰したことで
元号は今は使われていません。
世界広しといえども
元号を使っている国は
今や日本だけとなりました。
これも希少価値です。
そして、今回の元号は
チャイナの古典から引用せずに
初めて日本の国書から
しかも、
現存する最も古い国書である
「万葉集」から引用したという
点が素晴らしいですね。
我が国は
今、チャイナから伝わった
漢字は使っていても、
チャイナから独立した国家
であることをあらためて
内外に示した点でも
素晴らしいと感じました。
ちなみに、我が国が
大国チャイナに対し
1400年近く対等の国家として
振舞うことができたのは、
西暦でいうなら
500年代終盤から600年代初頭に
活躍した聖徳太子のおかげです。
西暦500年代末、
推古天皇の摂政だった聖徳太子が、
遣隋使として小野妹子を
チャイナに遣わせて
「日出ずる国の天子、書を
日没する国の天子に致す。
恙(つつが)なきや。」
という歴史上有名な
国書を渡したからです。
聖徳太子は
十七条憲法や冠位十二階を定めて
強大な豪族・蘇我氏を抑え込んで
天皇中心の政治体制を
創ろうとしただけでなく、
外交手腕も天才でした。
(建立した法隆寺も有名ですが。)
当時の隋の皇帝・煬帝は
これを読んで激怒しました。
煬帝は日本に軍を派遣し
侵略しようと考えましたが、
それはできませんでした。
なぜなら、当時の隋は
朝鮮半島北部の高句麗と
交戦状態にあったがゆえに、
日本にまで侵略軍を
派遣する余裕がなかったからです。
聖徳太子はそうした
国際情勢を渡来人たちから
情報を得て見抜いていました。
それゆえに、
あのようなしたたかな
国書を送り付けて
日本はチャイナと対等であると
宣言したんですね。
すごい外交手腕です。
古代の日本にこんな
したたかな外交をやってのけた
政治家がいたことに
誇りを感じますね。
チャイナ周辺の
アジアの各国は
隋や、後に登場する唐などの
大国のパワーに怯えて
属国となるか、または
朝貢貿易を行って
チャイナに長年「臣下の礼」を
とらざるを得ませんでしたが、
日本は国家のメンツを保ち、
小野妹子派遣以降、
長年に渡りチャイナと
対等な関係であり続けたのです。
こうした立派な態度を貫けた
ご先祖様たちのご苦労の上に、
今日の我々の国が成り立ち、
繁栄を享受していることを
我々は知っておくべきなのです。
【2.平成最後の選抜高校野球を終えて】
所用で2019年4月3日、夕方近くに
甲子園球場のそばを通りました。
その時間の少し前まで
春の選抜高校野球の決勝戦が行われ、
平成最後の舞台で
東邦高校が優勝しましたね。(6-0)
全国4000校近くある高校の
硬式野球部の頂点に立ったことは
凄いことだとつくづく思います。
私の母校の高校野球部も、
過去は20年に一度ぐらいの周期で
甲子園に出られることも
ありました。
それだけに、甲子園に行けるだけでも
実に大変で、素晴らしいことだと
よく理解しているつもりです。
それらの各チームに
すべて勝ち、
栄光を掴んだその努力に
心から敬意を表します。
さて、これからの時代は「令和」です。
その日、
高校野球が行われ、
終わった後の
片付けをしている
甲子園球場を目にして
ふと感じたことがあります。
令和の時代は
人々の意識が大きく変わると、
いや、今も
かなり変わりつつあると感じます。
高校野球で見られるような
大変な努力をした強者が勝ち抜き、
ピラミッド型の世界で
頂点に立つごく一部の
あるいは上位数%の
勝者にのみスポットが当たるような
コンクール方式での競争を
必要とされる仕組みや世界・・・。
人は、こうした競争社会や
支配される仕組みに対して
そろそろ疲れや飽きを
感じるようになると思います。
(これは決して、甲子園に出場し、
本日まで立派に戦い勝ち上がった
各チームの努力を揶揄するものでは
ございませんので、念のため。)
そのため、これから人は
以下の大きく分けて2通りに
分かれていくと思います。
1つは、
これからの社会において、
従来のコンクール型の
勝ち抜きの競争の世界で
勝者と敗者がハッキリ
分けられても、その中で
頑張っていこうと
引き続き留まる人たち。
(従来型の、より高く、
より多く、より強く
富や権力を所有し、
ピラミッドの上の方に
駆け上っていくことが
幸せだという価値観を
信じている人たちでもあります。)
もう一つは
そんな世界から距離を置いて、
自分自身なりの
幸せのあり方を探求し、
同じ価値観を持つ人たちと
繋がって、
本当の生きがいを味わって
生きていく人たちです。
理由は今、
人々の意識がそれまでの
組織にしがみついていくことや
古い常識にとらわれ
「支配・抑圧」されていた状態から、
個人が目覚めて「解放」される
方向に向かっていく時代へと
大きくかわりつつあるからです。
あなたなら、
どっちの世界に行きますか?
私なら、後者の世界に
入りたいと思いますね。
甲子園での
選抜高校野球が終わり、
満開になろうとする
「決勝桜」を見て、
ふとそんなことを考えました。
【3.4月の第1週は各地で入学式】
春到来です。
日差しがまぶしく、温かくなりました。
4月の第1週目はあちこちで
入学式が行われていますね。
早いもので私も母校の大学に
入学したのが約30年前の
昭和63年だったと思います。
(来月からは令和になるので
隔世の感がありますね。)
あの年は春になってもまだ
首都圏は寒くて桜の開花が
遅れていた記憶があります。
今年は西日本や首都圏は
ちょうど桜が
入学式や入社式のタイミングで
見頃を迎えました。
新入生の皆さんにとって、
あるいは親御さんにとっても
桜満開で迎えた入学式は
きっと良い思い出、
あるいは
忘れられない人生の1コマ
になるでしょう。
しかし、
私が大学に入った頃、
親が大学の入学式に
来ることなど殆ど無かった
ような記憶があります。
大学生になれば
もう大人の仲間入りで
親の付き添いなく自力で行け、
という風潮がありました。
ちなみに、進研ゼミの
ベネッセコーポレーションが
6000名の親御さんに実施した
「大学の入学式への親の出席率」につき
アンケートをとった結果が
こちらです。
https://karenavi.com/nyugakushiki-oya
実に
母親の60%、父親の26%が
付き添って出席するのですね。
30年前の世界では
ありえなかった状況です。
最近では、大学生になっても
親が入学式に出席する光景を
平成の世では
よく目にするので、
時代と親の意識も変わったなあ、
と感じますね。
これもまた隔世の感、ですね。
【4.感謝、感謝、感謝と入学式】
2019年4月6日土曜日、
この日は
子供の入学式に出席しました。
(大学ではなく高校ですが。)
行って感じたことが
いくつかありました。
それはこういう場面に
立ち会えることが実は、
一期一会ともいうべき
貴重な時間であると
ふとわかった時、
心から喜びと感謝を覚えました。
(わが子が次に進学して、
大学の入学式にまで
出席するかは、3年後に
どうするかその時点で
考えますね。)
この日は天気も良く、
校庭の桜も満開でした。
そんないい雰囲気の中で
入学式典に出席できたことは
嬉しかったのは勿論です。
それ以上に、
家族が元気で
私は家内と、そして
成長した子供とともに
こうした時間と場を
共有できることは
何と有り難いことだろうと
ふと、感じましたね。
式典が済んだ後の
家族で食べた食事も
美味しく味わえて
幸せを感じましたね。
そして、何より
平和な日本に、まず感謝です。
もしも、
他国に侵略などされて
国土が荒廃していたら、
(中東や中南米の国々の
映像やニュースなどを見ても
日本がいかに恵まれているか
よくわかりますよね。)
今のように安心して暮らし、
入学式を味わうことすら
できないはずです。
(そう考えると、自衛隊と
在日米軍にも感謝ですね。
ちなみに私は、
憲法9条が日本を守っている
などとは考えておりません。
北朝鮮の核ミサイルや、
チャイナの軍拡の脅威から
日本が守られているのは
自衛隊と在日米軍が
にらみを利かせているからです。)
さらには、
ここまで無事に足を運べたのは
公共交通機関のおかげであり、
進んだ文明の恩恵に
預かれることにも感謝です。
また、子育てしていると
紆余曲折は当然ございました。
様々なことが
過去、色々ありました。
子供が健康を損ねて
入院したこともありました。
あるいは、友達同士での
人間関係で苦しんだことも。
しかしながら、大変だったことは
過ぎていけば貴重な経験であり、
人生を彩る思い出となってます。
そうしたことも、子供や親の
心の肥やしになっており、
魂の進化につながっています。
さあ、今日から
子供は新たなステージの場に。
親の私もまた様々な
経験を積むことになるのでしょう。
嬉しいことや、辛いことも。
そうした機会を味わうべく、
命と時間が
まだ自分や家族に与えられて
生きていることにつき、
神仏やご先祖様、そして
舞台となる我が国・日本へ
感謝の念を持ちたいと思います。
【5.花見にも時代の変化が】
2019年4月7日は天気も良く、
桜の満開と日曜日、
さらには、新入学などの時期と
重なりましたから
桜の名所はどこも
花見客でごった返しですね。
このように花見ができる
平和な日本に感謝ですね。
世界を見渡せば
平和は当たり前ではありません。
有難いことだと感じましたね。
さて、我が家の近くの
桜の名所がありますが、
その花見客の中に
関西の某有名私大・K大学の
学生さん達も来ていました。
新歓コンパ兼お花見とのこと。
彼らが飲んでいるのは
ジュース類で、アルコールはなし。
新入生のサークルへの勧誘と
歓迎を兼ねての花見で
未成年者が多いことから、
ノンアルコールにし、
きちんと
法令遵守していましたね。
真面目だな、と思いました。
この光景を見て隔世の感でした。
時代は変わったなあ、と。
我々が大学生になった
30年前であれば、
未成年とは言え、
新歓期に新入生(主に男子に)も
必ずアルコールを飲まされ、
しかも一気飲みを
先輩から強制されていました。
当然、酔い潰されました。
当時の一気飲みは
確かに苦痛ではありました。
しかしながら、
今振り返ってみると
記憶をなくすぐらいに
酔わされることは
ある種の通過儀礼だったなあ、
と今では思います。
一気飲みさせられた上に
酔って弾けたところで
馬鹿なこともやらされました。
ジャングルファイアーなど
アホな芸をやらされましたね。
そうすることで
受験勉強で頭に詰め込んだ
小賢しい知識やプライド
みたいなものがリセットされ、
自分を制約していた
何かが払拭され
一回り人間が大きくなった
気がしたことを覚えています。
また、
自らが2年生となってからは
後輩に一気飲みをさせるものの
「飲ませる限度」
「つぶれ具合」
「酔いつぶれた後のケア」
などを上の世代の3年、4年生の
先輩方から叩き込まれました。
つまり、
酔いつぶれた後輩を
介抱する配慮、
ゲロを吐かせる工夫など
を受け継ぎ、
さらに高学年になると
2年生を指導しつつ、
新入生を「酔いつぶしながらも
救急車で運ばれない程度にきちんと
ケアし、自宅まで送っていく」
ことを学んだものです。
(社会に出てから、この体験が
役に立つことがありました。)
ただし、今の新入生の大学生に
一気飲みや
昔のように馬鹿なことを
酔ってやらせるのは
コンプラ違反&パワハラですし、
もしも、やり過ぎると
急性アルコール中毒になる
リスクもありますので、
現時点でかつてのようなことを
強制するわけにはもういきません。
(私の高校時代の同期は、
某有名私立のR大学に入学し、
そこでの新歓コンパで
急性アルコール中毒になり
救急車で運ばれました。
幸い命を取り留めました。
今となっては笑い話です。)
ただし、
そうした強烈な
通過儀礼がない分、
真面目で小粒な学生さんが
増えるんだろうなあ、
という気はしますね。
今日の学生さん達の
真面目でマナーを守る花見姿を見て
ふと、そんなことを考えました。
【6.大阪維新の会、ダブル選挙で勝利】
2019年4月7日に行われた
統一地方選挙では、
大阪維新の会が掲げる
「大阪都構想」を潰すべく、
大阪自民や共産党まで
野党サイドが束になって
戦いを挑みました。
その結果、
ダブル選挙に打って出た
維新側の松井さん、吉村さんが
大勝しましたね。
これによって、
2025年の大阪で開かれる万博と
あわせて大阪の改革が進み、
今以上に
大阪府や大阪市は住みよい街に
なっていくことでしょう。
しかし、面白いのは
この選挙の直後に
維新の会を
立ち上げた創始者でもある
橋下徹氏が、選挙後に
テレビで語った
今後の政治動向についての
メッセージです。
「(今回のダブル選挙が
第1幕で、次の第2幕では)
公明党の衆議院選挙区に
維新の会が今後候補を立てる。
公明党は関西に6選挙区を
現在とっている。これが
公明党の(政治的な)力の源泉。
ここに維新のエース級をたてる
戦闘準備がもうできている。
第2幕では公明党を壊滅させる。
そうすると日本の政治構造は
大きく変わる。
自民党との協力が(憲法改正に
消極的な)公明党ではなくて、
(憲法改正に肯定的な)維新と
なって憲法改正の方向に突入していく。」
と、断言しました。
(リンク先に、しゃべっていた動画があります。)
https://twitter.com/yes777777777/status/1115068855771172864?s=12
(一応、維新の会の
公式見解ではなく、
橋下氏の個人的見解と
前置きしていましたが。)
橋下さんの意見、面白いですね。
大阪都構想で、かつては
維新の会に協力すると約束していたはずの
公明党が約束を反故にしたことで
(2019年冬に表面化)
その怒りで松井さんと吉村さんは
ダブル選挙に打って出たわけですね。
その賭けに今回成功し、
大阪府の有権者には、
かなり維新の改革への支持が
広がっている手応えをつかんだのです。
今回の選挙結果を見ると、
大阪府内では、
維新の会による改革
(幼児教育~高校までを無償化、
大阪地下鉄を民営化など)
に有権者らが「だんだん
大阪がよくなっている」と
支持しつつあることを
証明していると私は思います。
(現実に、大阪府は人口が
流入超過で増え始め、
学力も底上げされつつあるなど、
維新が府内与党になってから
徐々に改革の効果が表れています。)
すると、
次の衆議院選挙では
本当に大阪では
公明党の議席をすべて、
維新が本当に
駆逐するかもしれません。
そうなると、
やがては憲法改正も
実現可能な未来シナリオになるの
かもしれませんね。
憲法改正に賛成の私には
非常に楽しみな未来ですね。
本日は以上です。
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