ようこそ、「(中高年)サラリーマンの松下村塾」へ

大富豪が教えるお金の法則 その1~お金に抱いている観念に気づけ~

当塾では、
中高年サラリーマンに目覚めて頂き
「最大限の自分自身を生きる人」
に近づくヒント・情報を
様々な切り口で提供しております。

本日の学習テーマは
あなたが最も興味がありましょう
「大富豪が教えてくれるお金の法則」 です。

前回に引き続き、
本田健さんのベストセラー
「ユダヤ人大富豪の教え」を
引用しつつ、当塾なりの
考察をしたいと思います。

【1.学校では教えてくれないお金の法則】

大富豪ゲラー氏は言います。

「お金には法則があるのだよ。
 残念ながら、普通の人の多くは、
 その法則の存在すら信じようとしない。
 お金には厳然としたルールがある。
 それは、
 テニスやバスケットボール、
 ベースボールに
 ルールがあるのと同じなんだ。

 面白いのは、学校では一切
 お金のルールは教えない。
 理科、社会、算数のように
 社内に出ても
 あまり役に立たないものには
 12年もカリキュラムを作って
 教え込むのに、
 お金に関しては1時間も
 割かないのはなぜだろうね。」
(本書 第8の秘訣 お金の法則を学ぶ p126)

私が考える、
お金のことを学校で教えない
理由は以下の通りです。

つまり、現在の学校教育は
「国家や社会の発展に役に立つ
人材を養成するための場」であって
「個人の本当の幸せや、経済的な
豊かさを養成する場」ではない、
ためです。

近代国家というのは
日本のにみならず、欧米もですが、
教育においては
「読み書き、そろばん」から始まり
「富国強兵」のために尽くす、
社会の歯車を大量に生産することに
主眼が置かれているからです。

昔なら「富国強兵」でしょうが
現代日本であれば「企業戦士」
を要請する場が、学校教育です。

そこでは「道徳」の科目すらも
国家や公共の福祉に貢献できる
「規範意識」の高い人間を、
大量に社会に送り出して、
「組織に従順な人」を
生み出すための手段となりがちです。

このように従順で
高度な知識を詰め込まれた人間は
よい技術や製品を生み出し、
企業や社会の発展に貢献します。

結果、国家の全体の富やサービスの
総和であるGDP(国内総生産)は
アップします。
これが現代教育のメリットです。

しかしながら、
現代教育の弱点は、
個人や家庭での幸福や、
家計を経済的に
どう豊かにすればよいか?
資産をどう形成するか?
といった、
人生で非常に重要なことは
学校の学習項目には
全く入っていないことです。

「お金の知識」が一切
学校で教えないのは、
まさにそのためなのです。

にもかかわらず、
偏差値の高い「いい学校」に
子供を入学させようとする
「学歴信仰」が我が国では
まだ根強いですよね。

懸命に塾に通って、子供が
「いい学校」「難関校」に
仮に入ったとしても、
そこでは個人として
幸せを手にする道や方法、
お金の知識は教えてくれません。

「いい学校」の次に、
安定した大企業=収入重視=を目指す
「学歴信仰」を持ち続け、
描いていた通りの
入学と就職を果たした結果、
世間から見ると
「収入も多くていいね!」と
思われるかもしれません。

しかしながら、その本人は
幸せを手にする正しい道や方法、
お金の知識を学んでいないため、
本当の幸せ・経済的な豊かさを
味わうことは難しいでしょう。

当塾を覗いてくれた
あなたにはそのことを
知って欲しいと思います。

【2.お金の知性的側面と、感情的な側面】

ゲラー氏は続けます。

「多くの人は
 お金を理性で考えようとする。
 しかし、実際の行動は
 感情ですべてを決めている。
 この違いがわからないため、
 多くの人間は金持ちになれない。
 お金の法則には、
 知性的な側面と、
 感情的な側面の2つがあるのだ。

 この2つを
 バランスよく高めていかなければ
 幸せな金持ちには
 なることはできないのだ。」

お金の知性とは、
 お金に関する知識のことだ。

 それは稼ぎ方であったり、
 使い方であったり、
 投資の仕方であったり、
 守り方であったりする。
 お金の感情的な側面とは、
 いかに健康的に

 お金とつきあうのか、
 ということだ。

 この感情的な側面を学ばなければ、
 いつまでたってもお金の不安に
 さいなまれる人生になってしまう。」
(本書 第8の秘訣 お金の法則を学ぶ p126-127)

お金に限らず、人間が
理性で行動する生き物であるとしたら、
行動自体が、すべて
合理的であるはずです。

結果、不合理な言動が
この世から消えて無くなるはずです。

ところが、世の中を見ると
合理的な考えや理屈だけでは
説明できないことが多いです。

自分自身の行動もそうです。

例えば、あるサラリーマンの場合、
「昼休みの、昼食にかけるコストは、
 自分のお小遣い(予算)の状態から
 すると、本日は500円までだな。」
と、理性がそう自身に
頭の中では言い聞かせています。

ところが、
昼休みになり、会社の外に出て
ある店の前を通ると
いい香りが漂ってきました。
店頭のメニューを見てこう考えます。

「いい匂い。ステーキランチ、
 値段は980円か。おいしそう。
 予算はオーバーで高いけど、
 久々にステーキもいいかな。
 この店、一度入ってみたかった。」

と、感情が優先されて、
理性を一時的に押さえ込みます。

そして、
翌日の昼食の予算まで
使い込むような、
どう考えても合理的でない
お金の使い方をしてしまいます。

本来なら、
自身のお小遣い状況から
昼は500円以内に抑えねば
ならないはずですが、
感情が理性に打ち負かすことが
人間にはあるのです。

果たして、
大富豪からみて
このようなお金の使い方や
感情の動きがどう見えるか、
または、正しいお金の使い方
であるといえるのか?等が
この本を読み、学んでいると
わかるようになるのです。

【3.お金を使わせる仕組みや罠に気づけ!】

大富豪ゲラー氏が、
筆者に質問しながら話を続けます。
「どうして金持ちよりお金に縁の無い
 人の方が多いかわかるかね?」

筆者がこう言います。
「それは金持ちになる才能を持っている
 人の方が少ないからですか?」

するとゲラー氏は
「金持ちになるには
 たくさんのことが必要だ。
 お金を稼ぐには
 知性、勇気、行動力、細心、
 人間的魅力、運など
 いろんなものがいる。
 でも、お金を使うのに、そのどれも必要ない。
 そして、世の中には
 お金を使わせる仕組みや

 罠がいっぱい有る。

 明らかに詐欺として
 君のお金を狙うものから、
 TVコマーシャル、広告、
 デパートのディスプレイなど、
 お金を使わせる
 仕掛けが無数にある。
 女性で買い物好きな人は、
 その罠に財布ごと自分から喜んで
 飛び込んでいくようなものだよ。」
(本書 第8の秘訣 お金の法則を学ぶ p127-128)

こう言われてしまうと
「コマーシャルや広告に出ているモノは
 全て罠か?デパートの陳列物も?
 じゃあ、何も買えなくなるじゃない!」
「金持ちになるには
 何も買わずに、
 ひたすら我慢して貯めろ、というの?」
と、反論したくなりますよね。

ゲラー氏が言いたいのは
「何も買わずに我慢しろ」
というのではありません。

別の回で解説しますが
お金は「賢く使う」ことが
非常に大切になってくるのです。

昼食(ステーキ)の例でも示したように
理性では500円以内にすべきと
わかっているのに、
感情のままに予算オーバーの
「衝動買い」をやってしまう、
これこそが

「お金を使わせる仕組み・罠」に
かかってしまったことを意味します。

これらの罠にかからないよう、
「衝動買い」は避けるためにも
自身の感情を律する必要がある
ということなのです。

「衝動買い」を防ぐにはどうするかは、
回を重ねながら述べていきます。

【4.お金に対するネガティブな観念に気付け!】

ゲラー氏は、
人間が小さい頃に植え付けられる
お金に対するネガティブな観念を
変えていくことで、
徐々にお金持ちになっていったことを
教えてくれます。

当塾では、
過去ここまでに
サラリーマンが有する
「怖れ」という
ネガティブな観念があり、
それが苦しい現実を招いている
ことを説明してきました。

実は、「お金」に対しても
あなたや私も有しているであろう
ネガティブな、
ある観念が存在します。

それを突き止め、
徐々に手放し、変えていくことで
前回、前々回で説明した通り
「考え方が変わる」と、
運命が好転していくのです。

なぜなら、
思考や言葉が現実を作るからです。

ゲラー氏は言います。
「普通、人はお金を欲しがる。
 けれども、同時に無意識にでは
 欲しくないとも思っている。
 このことがお金に関しての
 喜劇と悲劇を生んでいると
 私は思うのだ。それでは、
 アクセルとブレーキを
 同時に踏むようなものだ。」

「多くの人は、小さいときに
 お金に関してネガティブな
 体験を多くしている。
 ほとんどが小さい頃、
 両親やおじいさん、おばあさんが
 お金のことで
 けんかしたりするのを見たはずだ。
 育っていく過程でも
 兄弟姉妹でけんかしたりしたはずだ。
 兄弟姉妹や仲良しの子供が
 おもちゃを買ってもらっても、
 自分は
 買ってもらえなかったという体験は
 誰でもしているだろう。
 普通の両親は
 お金を素晴らしいものというより、
 面倒くさいもの、
 使ってはいけないものとして
 教育する。
 お金に対してプラスのことを
 言われた人の方が少ないだろう。」

「ほとんどの人が子供時代に、
 無駄使いするな、
 そんなものにお金を使って
 お前は馬鹿だと言われてきたはずだ。
 また、
 お金が足りないとか、
 稼ぎが悪いとか、
 出費が増えるとかで

 家族がけんかする。
 夫婦の仲違いの原因の大部分が
 お金がらみだからね。
 そんな家庭で育った子供は、
 お金はどんなものだと
 考えるようになると思う?
 そのシーンを子供が見ていたら、
 お金とは、
 愛する人もなじってもいいほど、
 強烈なパワーをもっているもの、
 けんかの原因としか
 見ないんじゃないだろうか。
 また、同時に
 お金さえ有れば、幸せになれるのに
 と考えてしまう。
 そうして、
 子供の頃から、お金に無意識のうちに
 いろんな意味をつけてしまうのだ。
 無駄遣いしてはいけないとか、
 その使い方を間違えると
 両親に怒られるという
 やっかいなものとか、
 使い方によって
 家族が大げんかする原因だと思う。」

「子供同士でもお金に関して
 恥ずかしい体験や悔しい体験を
 たくさんする。そして、
 平均的な人は大人になるまでに
 本来は単なる道具だったお金に
 色んな意味をつけてしまうのだ。
 そのほとんどが
 ネガティブなものだけどね。
 だから、多くの人は
 お金を(表面意識では)欲しがりながらも、
 お金のことを面倒くさがったり、
 怖がっている。
 自分では計り知れないパワーを
 持っていると思うからね。
 このパワーの本質を理解し、
 それを

 コントロールできるようにならないと
 幸せな金持ちにはなれない。
 金だけを集める
 単なる成金にはなれてもね。
 このお金に対する感情の絡まりを
 解かなければ、お金のことを
 考えるのさえ面倒になるだろう。」
(本書 第8の秘訣 お金の法則を学ぶ p129-130)

あなたがお金と聞いて、
抱くイメージはどうですか?

「欲しい!」
「あれば好きなモノが買える!」
「豊かになれる」と
ポジティブに思う反面、

同時に、例えば両親から
「我が家には金がない。
 無駄遣いは許されない。 
 手にした金はできるだけ節約して
 貯蓄に回しなさい。」とか、

「あなたはしっかり勉強して、
 いい学校、将来は稼ぎのよい
 安定した会社を目指しなさい」
(学歴信仰にも、こうやって洗脳されます。)
等と小さい頃から
さんざん言われてきた
記憶はございませんか?

あるいは、
欲しいモノが買えずに貧乏を
呪ったことはありませんか?

「金さえあればなあ、もっと
 欲しいモノを買えれば幸せに
 なるのになあ」
「近所の裕福な子は、
 好きなゲーム機器や洋服・お菓子を
 買ってもらえていたのに、

 我が家は貧乏で、買ってもらえず
 いつも我慢ばかりしていた。」
と、いう記憶はありませんか?

さらには、一昔前のTV時代劇で
悪代官と、大商人が組んで
ずる賢く不正にお金を稼ぎ、
私服を肥やしているシーンや、

たまに政治家が
収賄罪等で逮捕されるニュースを見て
お金に対して
以下のイメージを持ってませんか?

「金持ちの豪邸を見たことがあるが、
 自分にはとても買えない。
 こんな豪勢なものを
 買える人達って、
 きっと裏で悪いことをしているから
 がっぽり稼いでいるんじゃないの?」

あるいは
「世間の大多数の人間は、
 真面目にコツコツ働いても
 生活が楽にならないのは
 金持ちの連中が弱者から
 搾取しているからだ。」

「よって、金持ちと聞くと
 うらやましいと思う反面、
 とても汚いイメージがある。
 しかもお金は怖い。
 よって、持ちすぎはよくない。」

また別の場面では
「消費者金融に手を出して
 自己破産した知人がいる。
 借金苦のあげくに
 とうとう自己破産かあ。
 やはり、お金は怖いな。」
といった、
ネガティブなイメージです。

 
こうして、ゲラー氏の言うとおり
「欲しい」と思いつつも
無意識では「欲しくない」と
お金に対して矛盾する観念が
あなたの中に併存することになります。

それらの観念は、小さい頃からの
様々な体験や情報を、
吹き込まれて形成されたもの
であると気づいて欲しいのです。

また、私もかつて、そのような
イメージを持っていた一人です。

【5.お金は中立で、単なるツールと気づこう】

ここまででお金に対して
どんな印象・観念があるか
「言われてみればそうだ」
「確かにそんな思いや感情が湧く」
と気づいたら、一歩前進です。

(ふだん、なかなかそのことに
気づかないのですから。)

お金に対して
「家族をかき回すほどのパワーがある」
「ローンで身を滅ぼした知人がいる。
 だから、金は怖い。」
「金は汚い、どうせ金持ちなんて・・・」

などの色眼鏡で見ていたのは
実は、自分自身であったのです。

では、本当のお金の正体は、
どういうものでしょう?
答えは以下の通りです。

(1)お金は善でも悪でもなく、中立のもの
(2)お金は売買という行為をする時に
   使う単なる交換手段・ツール

このことを、肝に銘じて欲しいのです。

本来、お金には色も何もないのです。

もしも、
「お金って怖いよね。」
「金持ちって汚いよね」
「金でいつも両親は苦労していたなあ。」
などど、
お金のことでネガティブな
言葉や映像が浮かんだら、

まずは
「いやいや、そう感じているのは
過去の自分の体験や記憶が、そう
思うようにさせているんだ。
お金は本来、中立。単なるツール」と
自分を客観視し、言い聞かせましょう。

あるいは
お金さえ有れば、幸せになれるのに。」
と考えてしまう時、
この言葉の裏には
「今、自分には金がない。
 満たされていない。
 不足している。」という
ネガティブな観念が
隠されていることが多いです。

それに気づくことも重要です。

「満たされていない。不足している。」
という観念・思いが
あなたの中である限り、
前回、前々回でお伝えした通り、
「満たされず、足りてない」現実が
自分の前に
顕れてしまうのです。

思考や言葉に、
あなたの思いを反映した
現実を立ち上げるパワーが
備わっていることを
思い出して下さい。
(前回、前々回でも触れました。)

では、
どうすればこの状況を
打破できるのでしょうか?

本来、
お金は中立で、単なるツールです。

ならば、それを逆手にとって
お金にポジティブなイメージを、
(あなた自身がいいエネルギーを)

持つようにし、
いい色づけすると
運命はよい方向に
変えていけるのです。

そのやり方は、
お金を使う時のシーンに訪れます。
詳しくは、次回お話ししましょう。

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