当塾では、
中高年サラリーマンに目覚めて頂き
「最大限の自分自身を生きる人」
に近づくヒント・情報を
様々な切り口で提供しております。
本日の学習テーマは
「言葉も現実化する」=
「日常話す言葉が、あなたの
運命を形作る」です。
前回に引き続き、
本田健さんのベストセラー
「ユダヤ人大富豪の教え」を
引用しつつ、当塾なりの
考察をしたいと思います。
【1.大富豪も知っている言葉の創価力】
古来、我々日本人は
言葉には「言霊(コトダマ)」が
宿っていて、発する言葉には
現実化するだけのパワーが
あると信じていました。
それにまつわる秘法を
ユダヤ人大富豪も知っていました。
ただし、
「お金よ、天から降ってこい!」
と叫ぶと
アラジンの魔法のランプのように
現実化するという
おとぎ話的な
秘法ではございません。
(別の機会でお話しますが、
そんなことをやっても
お金は降っては来ません。
それには、キチンとした
理由があるのです。)
大富豪ゲラー氏は言います。
(写真は、日露戦争で日本を
助けてくれたユダヤ人大富豪
ジェイコブ・シフのものです。)
「私が若い頃、
いろんな成功者に会って
彼らの成功の秘訣を
聞いて回っていた時、
面白いことに気がついた。
それは、彼らの会話に出てくる
ボキャブラリーは、私の周りの
友人たちとは違うということだ。
彼らが
朝起きてから寝るまでに話すことを
秘書がすべて書き留めたとしたら、
それは、工場で働く連中と
全く違うものとなるはずだ。」
「自分の話す言葉に注意しなさい。
ふだん君が話ししていることは、
君の未来を作る。
君が人の悪口、否定的なこと、
ゴシップ話をすれば、
君の将来はそういった
ネガティブなもので満たされる。
君が、希望、ビジョン、
豊かさの話をすれば、
君の人生は喜びと豊かさに
満たされることになるだろう。
朝から晩まで、
自分が発する言葉を紙に書くといい。
それは、人を励ましたり、
相手の可能性を広げているだろうか。
それとも、人の足を引っ張ったり、
自分を貶めたりしているだろうか。
成功していく人は、
ふだん話す言葉に
思いやり、ビジョン、愛、友情、
感謝がいっぱい詰まっているものだ。
君の将来は、現在の君の言葉が作る。
ふだん話す何げない言葉が、
君の運命を作っていることを
忘れないように。」
(本書 第六の秘訣 スピーチの
天才になるp112〜p113)
【2.書き出すべきは思考も、言葉も】
前回、頭の中に
どんなことが
思い浮かんだかを
書き出して
自分の思考を
客観視することが
幸せな人生実現に有効だ, と
ゲラー氏が述べました。
私も日記の効用を
実体験したことを
お伝えしました。
しかし、ゲラー氏は
思考だけに留まらず、
言葉も 客観的に検証するよう
勧めているのです。
思考したことを紙に書いて
「果たしてこの考え方は、
自分の人生に
役に立っているかどうか
検証すればいい」
とゲラーは言いました。
言葉も同じことを検証し、
自分の人生にプラスになる
言葉が出ているか、または
意識して出すようにすると
幸せや成功に近づける
と 彼は言うのです。
(反対に、ネガティブな
言葉を出していることに
気がつけば、それを
減らし、なくしていく
意識と努力が必要です。)
私自身は正直申し上げて
何を感じ考えたかを
日記に書き出して
チェックしたことは
ありましたが、
言葉までは書いていません。
しかしながら、
ゲラー氏の指摘は当たっています。
私も会社ではついつい、
ネガティブなことを
口にしていたなあ、と
反省させられますね。
恥ずかしいので、
どんなことを
口にしていたかまでは
ここでは書きませんが、
苦しんでいるあなたと
ほぼ同じようなことです。
だから、なかなか
本当の幸せを味わうことが
なかったのですね。
しかし、最近では違います。
毎日気をつけています。
また家庭では、息子にも
否定的な口から言葉がでたら
「自らを否定したり、
ネガティブなことは
言ってはならん。」と、
都度、指摘しています。
【3.組織で飛び交うネガティブな言葉】
では、なぜそんなネガティブな
言葉が口をついてくるのか?
サラリーマンの場合に
限定して申し上げますと
ネガティブな観念に支配された
強いエネルギー場(組織)に
置かれているからです。
大多数の企業は前に述べた通り、
目標やノルマを達成するために
人事考課が個々の従業員の
処遇に響くようになっています。
もちろん、全ての
企業組織がそうである
とまでは言いませんが、
世間の多くの会社には
当てはまるはずです。
はっきり申し上げて
このような仕組みでは
給料が減らされないよう、
従業員はヒヤヒヤしながら
働くことになります。
性悪説と恐怖をベースに
従業員はコントロール
されているのです。
そのため、従業員は
顔で笑っていても
心の底ではいつも
ビクビクしているので
ポジティブなエネルギーは
従業員側からは湧きにくく、
自己保身に走りがちです。
(その昔、フーテンの寅さんの
映画主題歌の歌詞のラストに
「男というもの辛いもの。
顔〜で笑って〜、
顔〜で笑って背中(せな)で泣く、
背中(せな)で〜泣〜く〜。」
というフレーズがありますが
まさしくこの状態を
描写したものですね。)
そして、
発想はネガティブに なっていきます。
このような 組織(エネルギー場)
にいると
ポジティブな希望、愛、友情は
なかなか湧きにくいのです。
あっても、不足しがちです。
それどころか、
人の悪口や否定的な思考が
従業員の心に次々と浮かびます。
結果、会社への不満や、
ゆっくり休みたいなどの
疲弊感を訴える
ネガティブな言葉が
社内の喫煙所や
アフター5の居酒屋の場で
飛び交うことになるのです。
【4.褒める文化を盛り上げる?】
そのような会社では
ネガティブな雰囲気を和らげ、
何とか従業員の
モチベーションを上げようと
経営幹部や
中間管理職は懸命になります。
やる気に欠けている組織では
ノルマ達成が困難となるからです。
もし、達成できないとなると、
会社組織を預かっている
自分たちの処遇がマイナスに、
あるいは自らが解雇されるという
恐れが彼らの心に湧いて来ます。
彼らは誰から人事考課されて
評価されるのでしょうか?
経営幹部であれば
株主から査定されます。
その部下である
中間管理職は経営幹部から
人事考課の査定を受けます。
成績が悪ければ、
その経営幹部は翌年以降、
株主から続投をストップされ
降格か解雇されます。
中間管理職も同じで
給料が下がるか、降格が
待っています。
そこで、彼らの自己保身のため、
「褒める文化や雰囲気を
社内で盛り上げよう。」と、
各種表彰や、キャンペーンが
時に行われるようになります。
(しかしながら、この施策で
「社員の頑張りにスポットを
あてて表彰します!」と、
大々的に社内で宣伝しても
従業員の幸せを真に願って
実施しているものではないと
無意識に従業員に伝わります。)
皮肉なことですが、
こんなキャンペーンや
表彰が行われること自体、
社内にネガティブな雰囲気が
漂っている明白な証拠です。
あるいは「明るく前向きに!」
などのキャッチフレーズを
打ち出している職場も
その可能性が高いですね。
ポジティブな雰囲気と
愛と希望と友情、明るさが
十分にある組織であれば、
こんなものは不要ですからね。
ではもう、
こんな怖い人事考課の
仕組みは
やめればいいじゃないか?
という声が
聞こえてきそうですね。
多くの企業で採用されている
恐怖に基づいて支配する
人事考課システムを
撤廃することは困難であろうと
私は考えます。
もしも仮に、
本気で会社を
やる気に溢れる場に
生まれ変わらせようとするなら
現在多くの企業で採用している
「性悪説」を捨てねばなりません。
逆に「性善説」に切替えて
社員を幹部や管理職が
心底、従業員のことを信じる
ようにならねばなりません。
次に、
会社の理念に心の底から
共鳴する従業員だけを残して
あとの社員には去ってもらう
ようリストラを断行します。
お金もうけだけに
執着している従業員は
本来、いらないのです。
会社の理念に共感して
情熱をもって働く社員だけを残します。
ただし、残ってくれた社員には
恐怖や減点方式などで支配せずに
愛情をかけて、きちんと
正当な報酬を保証する仕組みにする。
これぐらい大胆な
明治維新クラスの
ガラガラポン的な改革を
やらない限り、
根本的解決になりません。
よって、表彰やキャンペーンで
一時的に社内の雰囲気が
盛り上がったり、
少しよくなっても、
それは表面だけです。
よって、盛り上がりは
すぐにしぼんでいきます。
私は四半世紀の会社生活で
何度もそんな風景を見ました。
そんな小手先の策では
根本的な解決には
ならないことに
幹部や管理職の多くは
気づきません。
いえ、一部の心ある幹部は
気づくかもしれません。
が、組織の中にどっぷり
浸かっているため、
自身も血を流すような
破壊的な改革を行うだけの
勇気と行動を起こせません。
やろうとしても、
自分たちの出世を支えてきた
恐怖に基づく
人事考課システム自体を
ひっくり返すことは
自己否定につながるので
やろうにもできないのです。
たとえるなら
江戸時代末期に、
幕臣の幹部の中にも
「このままでは日本は危ない。
欧米列強にやられてしまう。
何とか改革せねば」と
気づいていた人たちが
何人かはいました。
しかしながら、
彼ら自身は
幕府の組織内部にいたため、
薩長を中心とした
明治維新政府が
後にやったような、
身分制を壊し(四民平等)、
廃藩置県までやって
幕藩体制の支配層であった
侍と殿様をなくすという
大改革ができなかったのです。
侍と殿様が
自分を否定して消滅する
改革がまずできない構図と
全く同じですね。
【 5.言葉の切り替えと、卒業準備】
話が少しそれました。
元に戻しましょう。
要するに
運命を好転させるには、
思いと言葉を整えて、
ネガティブな言葉を
できるだけ発しないよう
毎日意識して
切り替えていく必要がある
と、お判り頂けたと思います。
できるだけ、
ポジティブな思考と言葉を
口から発していくべきです。
しかしながら、
サラリーマンの場合、
会社組織に属していると
先程述べた通り
どうしてもネガティブな
恐怖支配のパワーが
覆い被さっている場に
毎日長時間さらされています。
この負のエネルギーは
非常に強大ですので、
個人一人の力で
意識してポジティブな
思考や言葉を継続して
生み出し、抗うには
限界があると私は思います。
そこに留まる限り、
あなたの持つポジティブな
エネルギーが奪われ
底をつくのも
時間の問題と思うのです。
ポジティブなエネルギーから
よい思考と言葉を発しながら、
自らの運命を本気で
よい方向に変えようとすれば
負のエネルギー場に
長く留まるべきではないでしょう。
やはり、早めに
組織からの 卒業を
すべきでしょう。
長くいればいるほど、
あなたの
ポジティブなエネルギーを
会社に奪われ続けますし、
暗い生涯のまま
命を終えてしまうことも
十分あり得ます。
あなたの貴重な時間と人生を
家族の生活と
お金を追いかけるためだけに
そこまで安売りし、
犠牲にする必要はないと
私は思いますがいかがでしょう?
むしろ、本当の
やりがい、幸せ、生き甲斐を
きちんと感じるよう
最大限の自分自身を生きる
ことの方が、
よほど大切であろうと思います。
このことは、
前々回でも紹介しましたが
大富豪のゲラー氏も
指摘しており、
「本当はそこから早く出なければ
ならない」と申していますね。
中高年サラリーマンの方で
当塾を覗いて頂いたあなた。
特に本当の幸せ・生きがいを求め
目覚めつつある方は、
是非、当塾の他の記事も
参考にして下さい。
この塾では、
あなたに内在する恐れを手放し
組織の支配から徐々に脱して
経済的にも自由な状態で
卒業するためのヒントや
方法が掲載してあります。
それらのヒントを活用して
水面下で構いませんので
徐々に組織から卒業する
準備をしていくべきで
あると思います。
私も、今その準備をしています。
ともに、運命を好転させて
本当の幸せ・生きがいを
実現すべく頑張っていきましょう。
ここまで
お読み頂き感謝申し上げます。
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