【1.日露戦争の記事を、長く掲載した真の理由】
ネット上に当塾を開設する前のことです。
日露戦争に関する掲載記事を
2017年1月下旬ぐらいから
数ヶ月間、Facebookで
継続掲載していました。
日露戦争に関する記事だけを
読んだ方は、
「宮成さんて、軍事マニア?」
「この人、右翼?」
「中高年の覚醒ナビゲーターと
名乗る人間が歴史を延々語って、
何を言いたいんだ?」
と、いぶかる方もおられるでしょう。
私は軍事マニアでもなければ、
戦争好きの人間ではありません。
(その証拠として、憲法改正に関する
私のブログ記事をご参照下さい。
https://miyanari-jun.jp/2017/05/04/constitution-row-revew/)
ただし、第2次世界大戦以降、
多くの日本人に刷り込まれてしまった
「自虐的歴史観」を
何とか正していきたいなあ、
という気持は確かにあります。
記事の中で何度か、
白人らの欧米列強諸国による
帝国主義・植民地支配を
叩き壊したのが日本であることを
私は強調しております。
白人も、黄色人種も黒人も
肌の色にかかわらず対等だとする
現在の世界の姿を生み出した
日本の世界史的な役割にも
私は言及しています。
しかし、そのことだけが
日露戦争の歴史記事を
掲載している理由ではありません。
歴史モノを書いている
真の目的は次の2つです。
一つ目は、歴史を知ることは、
私が提唱する
「最大限の自分自身を生きる人」
になるための
必要条件であると思うからです。
そのことを、わかってもらいたいからです。
そして二つ目は、
20世紀初頭、我々日本人の先人たちが、
ロシア帝国の魔の手が迫る、
苦しく、絶望的な状況であっても
絶対に諦めずに立ち向かったことで、
不可能といわれた
大国ロシアを破った事実です。
人生において、
どんなに苦しいことがあろうとも、
日露戦争で置かれた当時の
自国が滅ぼされ、
奴隷になるかもしれない
という
絶体絶命の危機に瀕した
日本の状況から比べれば
大したことはないと思えるはずです。
よって、
人生の壁にぶち当たった時に
振り返って知恵と勇気を、
ここからもらうべき、と
考えたからです。
【2.歴史を学ぶことは嫌いですか?】
歴史を学習することに嫌悪感を
覚える方は多いはずです。
ですが、
「最大限の自分自身を生きる人」
を目指すのであれば
日本史・世界史双方を
かじってほしいと思います。
学習科目としては暗記科目ですし、
学生時代には年号や人物名を覚えるだけで
アップアップで「もう嫌だなあ」と
苦痛を感じた方も多いでしょう。
この苦痛の原因、
はっきり申し上げて
教えた教師の技量が未熟だったからです。
教え方が上手な先生に当たると
歴史を面白く解説してくれます。
(全体像を伝え、その上で
個別の事象や年号の暗記の仕方
を伝授するのが、
生徒には覚えやすいのです。)
しかも、
今の世の中に直結している
ニュースや事象を引き合いに出して、
生徒を歴史の世界に引き込むのです。
(大手予備校の歴史の講師の方々の
授業などを体験すれば、下手な
先生方との差は失礼ながら歴然です。
予備校の講師はさすがです。)
また、
「歴史は繰り返す」とも言いますが
国家の栄枯盛衰や
権力者が陥る失敗というものには
共通のパターンがあります。
そんなことも徐々に理解できると
歴史は面白くなってきます。
私はどうだったか?
幸い、在学時代に
いい先生にあたったのでしょう。
おかげで、たまたま歴史が好きで、
特に「世界史」が好きになりました。
よって、得意科目でもありました。
(中・高校時代、日本史はそれほど
好きではありませんでした。)
「世界史」で得た知識が、
役に立つなあと実感したのは
自分が大学生になってからです。
(ニュースを見て、日経新聞を読んだり
それらを題材に大学のゼミで討論する
ようになってからですね。)
世界中で起きている事象や、
その原因を考える場合に、
実は歴史に答えがあることが
多いとわかったからです。
次に社会人になって、
国内をあちこちに転勤すると
自分が住んでいた地元とは
違う場所に住みますよね。
ビジネスで、赴任先の
地元のお客様に接するようになると
その地域の歴史を知る必要が
出てまいりました。
なぜなら、
自分がかつて住んでいた故郷との
雰囲気や県民性が違うことに気づきます。
それが一体どこから生じているのか?
を、考える機会があったからです。
また重要顧客で、かつ
その土地の名家の子孫と会う場合には
地元の歴史を調べる必要もありました。
こうなると、地元史のみならず
「日本史」を
再度学習する必要を感じました。
【3.歴史を正しく学ぶことの効用】
話はそれましたが、
私の場合には、日本史・世界史双方を
ある程度かじったことで
日本国内のみならず、
世界中で起きる事象の原因・背景につき
理解ができるようになりました。
理解ができただけに留まりません。
次に起きること、将来の姿が
ある程度、読めるようになります。
歴史を学んだことの最大の効用は
未来を読むことができる、ことです。
特に、
「最大限の自分自身を生きる人」
になるために
日本や世界の未来像を
予想する目を持つことも
重要な要素となります。
具体的に申し上げると、
「最大限の自分自身を生きる人」
を構成する重要な柱
「経済的自由」を得るためにも
国際情勢・世界経済の動きには常に
目を光らせておく必要があります。
我々の生活は、特に経済は
国家の動向や
国政情勢に大きく左右されるからです。
特に超大国・アメリカの動向、
そのアメリカに対抗している中国の策略、
そしてEUやロシア、インド、
中東、東南アジアで起きていることには
いつも注目せねばなりません。
注目するだけでなく、以下の
真実を熟知しておく必要があります。
(1)歴史は勝者が作る、という法則が存在する。
(言い換えますと
覇者や勝者が、敗者を
歴史から葬ったり、
歴史を書き換えることが
あるということです。)
(2)国際情勢は常にパワーゲームである。
(現在はアメリカの覇権に中国が、そして
ロシアが再び対抗しようとしている状態に
あることを認識する必要があります。)
(3)米中のみならず、EUやロシア、
インド、中東、東南アジアの国々
の歴史を知って、
その国が過去どんな過程を経て
現在の姿になっているか、を
知る必要があります。
その上で、自国と他国の未来を読みます。
そうして
半歩先の世界をイメージすることで
自分たちの生活や将来に
どう影響するかを考え、
備えておくことが非常に大事です。
こうした備えは
「最大限の自分自身を生きる人」
であるために不可欠な
「経済的自由」を実現するためにも
欠かせないのであります。
私は、そうしたことの一環として
過去の歴史を一緒に学んでほしいと願い、
日露戦争の歴史を掲載していることを
ご理解いただけると幸いです。
時折、直近の国際情勢にも
触れた記事をFacebook上に
私が掲載するのも
未来を読める人をを
増やしていくためでもあります。
【4.ロシア帝国の歴史が、今のロシアを教える】
歴史がわかると先が読めるという
その一例をあげましょう。
私のFacebookの記事で描いた
極東侵略で見せるロシア帝国の
姿勢・態度というものは、
110年以上を経過した
現代のプーチン大統領の
ロシアの底流にも流れております。
ロシアという国は、
昔も今も
南下政策の国家であり、
過去一旦とった領土
(特に不凍港があるところ)
を平和的な交渉で
手放すということは
(武力でこの国を屈服させない限り)
歴史上ありませんでした。
よって、
平和的な外交交渉だけで
日本の北方領土(不凍港があります)
を取り返すのはまず不可能・・・・
と私は見ております。
2014年3月に起きたクリミア併合
(ここも不凍港があります)も
同様です。
ロシアが国際世論に負けて
ここから軍を撤収して、
手放すなんてことはないことも
過去の歴史から見えてくるのです。
ロシアは、かつてソ連時代に
冷戦でアメリカと
軍拡競争をやって敗れ、
ソ連自体が崩壊・分裂しました。
よって、
アメリカに本気で睨まれると
今もそうですが
軍事力では負けているため、
ロシアは逆らえません。
(経済力でもアメリカが圧倒しています。
ちなみにロシアのGDPは、
現在の日本の40%程度です。とても
アメリカとは戦争などできないのです。)
ただし、アメリカは
北朝鮮問題で現在
空母を2隻を日本海に
出さねばならない状態であるために、
ロシアとは対立したくないのです。
(万一、ロシアと衝突するとなると
2正面作戦になってしまいます。
アメリカもそこまではできないからです。)
むしろ、ロシアには北朝鮮問題で
アメリカは協力してほしいのです。
(中東のイスラム国の撃滅作戦
でもロシアの協力をアメリカは
欲しています。)
プーチン大統領は
そうしたアメリカの現時点の弱みを
知っており、そこをうまくついて
オバマ・前大統領時代には
認めてくれなかった
クリミア併合を正当化しようと
画策するでしょう。
そして、トランプ大統領には
クリミアへ併合を
認めさせようとするでしょう。
それこそが、国際情勢です。
世界史では常に見られた
国家間のパワーゲームなのです。
平和、平和と
理想論を唱えるのは
非常にたやすいことです。
しかしながら、
世界史を学べば理解できますが
まだまだ国際社会では、
マスコミが報じない水面下では
どろどろした、かつ、緊張した
国家間のやりとりが
いつもなされています。
それが私たちを取り巻く現実なのです。
私は、今後もそうした記事を
時折掲載していくことでしょう。
その上で、当塾では
中高年サラリーマンのあなたと一緒に
「最大限の自分自身を生きる人」
への道を模索し、探究して
いきたいと考えます。
ここまでお読みになって
あなたがもし、
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